風量測定
目的
クリーンルーム
【発生した塵埃速やかに排除し、蓄積させない】という原則のあるクリーンルーム内では、清浄な空気を循環
させる必要があります。
そこには風速が大きく影響します。風速が小さすぎると、塵埃の滞留時間が長くなり、大きすぎると装置の床
からの跳ね返りで、乱流や蓄積塵の舞い上がりを起こします。
風量測定をすることによってクリーンルーム内の換気や汚染物質除去に必要な循環風量がえられているか
どうか、またフィルタ面や各吹き出し口において風量や吹き出し風速にばらつきがないかどうかを確認する
ことができます。
一般建築物
人々が生活や仕事を行う上で、適切な換気量が確保されているかどうか
を測定します。
換気は主に、 『新鮮な空気の供給、脱臭、気中の汚れの排出、湿気の
排出、温度管理』 を行います。
近年、室温の効率的な管理や防音性向上等の目的により建物の気密化
が進んでいるため、快適な室内空間をつくる風量測定・調整が必要となっ
ています。
また、各法令(建築基準法、消防法)において該当する居室などの排煙設備の測定は、重大な事故への備え
として大変重要です。
測定内容
主に熱式風速計を用いて測定を行い、構造によって測定方法は異なります。
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一方向流形クリーンルーム
まず、フィルタ面の縦横の長さを計測しておきます。
測定は、フィルター面直下150㎜~200㎜にて、測定
点を5箇所とり、各点の風速を測ります。
1つのフィルタ面において、測定点ごとに著しく風速
が異なる場合は、測定点数を増やします。
フィルタ面直下ではろ材の折込みの影響などを受け
る場合があるため、50㎜程度離すように注意します。
測定後、風速の平均値を算出し、フィルタ面の計測
値から面積を求め、計算した風速と面積を乗じて、
風量を算出します。
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非一方向流形クリーンルーム
非一方向流形クリーンルームの吹き出し風速は、
一方向流形のものと比べて一様ではありません。
よって、この風量を評価するには、吹き出し口を
完全に覆う補助ダクトを製作・使用して、そこを
通過させ、一方向流に調整して測定を行います。
測定点数は、器具の形状・サイズによって変化
します。
■補助ダクトを用いた測定例図
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一般空調
一般空調の測定方法としては、補助 ■HSでの測定例図 ■ダクトでの測定例図
ダクトを用いて測定する場合と、制気口
の開口部を直に測定する場合がありま
す。
その際は、開口部のサイズに各器具の
開口率を乗じて有効面積を計算し、
風量を算出します。
また、ダクト内の風量を測定する時は、
測定口にて測定します。
取り付けがされていない場合はその場で
取り付けも行っています。
ご要望があれば、風量測定前に各関連機器の回転チェックやVDの開度確認、ダクトのラインチェックなども
行っておりますので、測定前にご心配な点については出来る限り対応させていただいています。
(作業日数に関わるため、事前にお伝え願います。)
作業の効率化
アドティックでは、作業を効率化するため様々な工夫があります。
正確に風量測定を行うには、脚立や足場を使い作業員一人が整流ダクトを支えもう一人が測定を行う
といった方法がほとんどでした。
脚立作業は、危険が伴い現在では脚立使用禁止という現場も少なくありません。また、補助ダクトは
極力軽量に作られていても数多くの測定を行うには疲労が伴い、とても労力の掛かるものでした。
補助ダクトを支えきれずリークが発生し、測定精度にも影響することも少なくありませんでした。
アドティックでは、専用スタンドを使用することで早くて正確な作業を1人で安全に行うことができます。
しかも大規模な測定システムを必要とせず、搬入・設置も手軽で、スピディー。そして正確に測定を行う
ことができます。
井高5mを超える高さの測定や装置等の障害物が多い場所での測定等、様々な状況に対応できるアイテム
を用意しています。